土づくりは”堆肥”と”石灰”を混ぜる
2017/04/02(日) 晴れ
リスタート
今日はいい天気です。
これなら、昨日できなかった畑を耕す作業を今日はできそうです。
本日実施する作業はこちら、
1.堆肥・石灰を準備して畑に撒く
2.耕す
至ってシンプルですが、これからの野菜つくりの基礎となる”土”をつくるわけなので、気を引き締めてやります。
堆肥・石灰を準備して畑に撒く
早速、今回使用する堆肥と石灰を準備します。
堆肥
ソイルママ:牛フン、豚プン、材木の挽き粉、もみ殻を発酵させた有機堆肥
分量:標準量は6L/㎡ → 6L×25㎡=150L
(今回は40L×3袋を使用しました)
石灰(苦土石灰)
17.5粒状過燐酸石灰:化学肥料の一種、水溶性リン酸を含む単肥
分量:標準量は150g/㎡ → 150g×25㎡=3750g
(今回は4kgを使用しました)
石灰は畑の酸性化を防ぐために撒くそうです。
そして撒いてからは徐々に土の中で化学反応を起こすので、2週間ほど寝かせる必要があるとのこと。
大事なのは分量をしっかりと守ることで、少ないと栄養不足や酸性よりの育ちにくい土になったり、反対に多すぎると障害を起こすことがあるそうで、何事も適量が大事です。
酸性?とか、障害ってどんな?とか疑問は多々ありますが、今日のところは作業を優先するとして、後々しっかりと理解したいと思います。
準備ができたら堆肥は袋のまま、石灰はバケツにいれて畑まで運びます。
耕す
農家の方(以降は師匠と呼ばせていただきます)の指導を仰ぎながら、野菜つくりの先輩にフォローしてもらいながら、いよいよ作業開始です。
まずは、堆肥を全体に均等になるように全部撒いてしまいます。
撒くときは畑を3等分に分けて(今回は全部で3袋使うので)、1区画に1袋を割り当てるようにすると均等に撒けるとコツを教わりました。実際に土の上に線を引くとわかり易いと思います。
早速袋を開け、脇に抱えてばら撒きます。
意識としては均等にまんべんなく撒くようにしますが、あとあと土を掘り起こしてまぜるので、多少の偏りは気にせず撒いてしまいます。これを3袋一気にやっちゃいます。

堆肥を撒いた様子
次に、石灰。
バケツを小脇に抱えて、一握りずつこれも均等に撒いていきます。
ここで教わったコツは、師匠曰く 「網打ち」
漁師が魚を獲るときに網を打つそれですが、当然やったことありません。
お手本を見せてもらいましたが、流石です!リズミカルで余計な動作が全くありません。そして早い。もはや体が覚えてしまっているんですね。
4kgもあっという間に撒いてしまいました。
最後に土を掘り起こして、堆肥、石灰と混ぜ合わせていく作業となりますが、今日は“備中鍬”を使って作業を進めます。そうです、機械は使わず全て手作業です。
(作業手順)
Ⅰ.鍬を大きく振りかぶり、そのまま重力に任せて土に差し込みます。
Ⅱ.鍬の柄を立てるようにして、鍬の先で土を掘り起こします。
このⅠ、Ⅱの繰り返しです。ひたすら繰り返します。
掘り起こしたところを自分で踏まないように、1メートル程の幅を後ろに下がりながら進めます。
師匠に「もっと振りかぶって!」と、檄を飛ばされながら進めていきますが、途中から鍬を上げるのが辛くなるほど背中が張ってきました。
まるで、漫画「はじめの一歩」で主人公の幕ノ内一歩が、猫田銀八のペンションに合宿でこもったときに、マキ割りをして広背筋を鍛えたシーンと重なります。
来た時よりも畑が広くなったと感じながらも、黙々と鍬を振り続けること小一時間、途中で師匠から「自然と触れている」とお墨付きももらい、全面耕すことができました。
これで本日の作業終了です。

耕した畑
普段仕事で汗をかくことがないだけに、久しぶりに太陽の下で体を使って気持ちのいい汗をかきました。
これから2~3週間ほど放置して土を熟成させるのでまた少し間があくので、それまでに今年何を栽培するか “作付計画”を作ります。