【週末農業】植え付けから3週間後に中耕して土の通気性を良くする
2017/5/20(土)晴れ
雨降って地固まる
1週間前に集中的に雨がふりましたが、今週1週間はずーっといい天気でした。
朝、水をあげるときに見てすぐわかりますが、畝の表面はカチカチに固まっています。
固まってヒビが入っているところもあります。

大根の畝の表面はカチカチに固まっている
畝の表面が固まっているし、今日で植え付けをしてから3週間が経過したので、師匠から言われていた”中耕(ちゅうこう)”をします。
中耕をする理由
中耕は、固まった土を掘り返すことで土の中に空気を入れ、野菜の生育を促進させる為にします。
と思っていましたが、農林水産省のホームページには
「中耕は本来、[1]除草を最大の目的としているが、[2]土壌を膨軟にして通気性を良くする効果もあり、[3]土壌が株近くに最大10cm程度の高さで寄せられるため、培土の効果もあり、[4]倒伏防止にも役立つ事になる。」
参考:農林水産省ホームページより
と記載されており、本来は雑草を取り除くことが主目的だったことを知りました。
ただ、今のところ雑草もあまりないので、今回は結果としてもたらされる土の通気性を回復させるというところが狙いです。
中耕をやってみる
作業で気を付けなければいけないポイントは、”出ている芽を傷つけない”です。
芽が出ている根元付近の土は触らず、離れている部分の土だけを三角鍬を使って掘り起こします。
今回枝豆と大根を2列で作っているので、中耕する部分は①畝の中心②畝の端③芽と芽の間の3カ所です。
三角鍬の先をザクザクと入れて土を掘り起こし、表面をまた軽くならしてキレイにしていきます。

大根の畝の中央を三角鍬で耕す

枝豆も畝の中央を耕す
特に②の端の部分は土が間(はざ)にこばれてしまうので、こぼれた土を三角鍬でもう一度畝まで上げて、型を整えてあげます。
ミズナは畝に4列で作っているので、三角鍬ではミズナを掘り起こしてしまうので使えません。
そこで使うのはこの”櫛”です。
列の狭い間に櫛を差し込んで土をほぐしながら、少しずつ深く差していき掘り返していきます。

ミズナは間が狭いので櫛で土をほぐす
畝の端は三角鍬で同じように耕し、こぼれた土を畝に上げて完了です。

畝の端も三角鍬でザクっと耕す
一通りすべての中耕が終わって水をあげました。

中耕をした後に水をあげると、畝が生き返ったように見える
これから収穫まで、だいたい2週間に1回のペースで中耕をする予定です。