白菜と根こぶ病
2017/10/09(月)晴れ
白菜の結球
師匠が「今年は当たり年」という白菜の成長が順調です。
畑をパッと見てキャベツやレタスの存在がかすんでしまうほど、白菜の畝だけ盛り上がっています。
葉っぱはところどころ虫に食べられた穴が見えますが、恐れていたヨトウムシに白菜の芯を食べられることなく無事にここまできました。
その白菜を上から見ると、中心の方に葉っぱが重なり始めているのがわかります。

だんだんと形ができてきました
こうやって固まっていって、白菜の最終形になっていくんですね。
白菜になっていく過程を見るのは実は初めてで、「こんな風になるのかぁ~」ととても勉強になります。
そしてこの固まっていく様子を”結球(けっきゅう)”と呼ぶそうで、他にもキャベツやレタスなども同じように結球する野菜ですね。
白菜の結球の状況はまだまだ初期段階。
これからどんどん丸くなっていく様子をしっかりと観察したいと思います。
敵は虫だけではない!?
ここまでくれば大丈夫だろうと、白菜ができるのを信じている自分がいます。
そんな楽観視した雰囲気を察したのか?、師匠から呼ばれて「これ見てみなさい」と他で作っている白菜を見せられました。
それは私が作っている白菜よりも結球が進んでいるのですが、外側の葉っぱが力なく地面に倒れていて、全体に色が悪く元気がありません。

葉っぱが垂れて弱弱しい
師匠曰く、「根こぶ病」という病気にかかってしまっていて、このあとすぐに枯れてしまうそうです。
更にこの病気は、他の白菜にも伝染するそうで、放っておくと隣の白菜へ、またその隣へとどんどん広がっていき最悪全滅してしまう、かかると厄介な病気ということでした。
根こぶ病
「病原菌は土中に生存し、そこに植えられた植物の根に感染して病気を起こします。感染した根は細胞が異常に増殖し、大小さまざまなこぶができます。ネコブセンチュウでも似た加害症状が出ますが、根こぶ病よりもこぶが小さく、根全体に多数できるので区別できます。」
NHK出版 みんなの趣味の園芸 より
いかんせん土の中の根っこにできる病気なので、早期に発見する術がなく、今からはこまめに観察して見つけたら引き抜いて処分するしか方法はないようです。
この病気とは縁がないことを祈りたいと思います。 🙂